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内容説明
81年生きてきたサムにとって、その日ほど悲しいときはなかった。57年連れ添ってきた最愛の妻コウラが、息子のそばに葬られたからだ。75歳だった。葬儀から間もなくして、サムの前に、不思議なほど白い犬が現れた。だが、娘のケイトには犬の姿は見えない。ケイトは兄弟姉妹に、電話で「パパは幻覚を見るようになった」と言った。ある日の午後、サムが白い犬に話しかけると、犬はくんくん鼻を鳴らしながら近づいてきて、頭を彼の手にこすりつけるのだった。人生を織りなす愛と孤独と希望を、美しく、優しく描き出した名作。
著者等紹介
ケイ,テリー[ケイ,テリー][Kay,Terry]
1938年、アメリカのジョージア州に生まれる。ウエスト・バージニア大学およびラグランジュ大学を卒業。映画、演劇、スポーツの批評などを行なう。1990年に『白い犬とワルツを』がヒット。映画化もされる。ジョージア州在住。アエモリー大学で創作の指導も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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