内容説明
貧しい家に生まれたチャーリー少年は、いつも、おなかをすかしていました。そんなチャーリーにとって、いちばんほしいのは…キャベツよりも、スープよりも、チョコレート!ある日、夕刊に、家の窓から見える世界一大きなチョコレート工場のオーナー、ワンカ氏のメッセージが載りました。金券をあてた5人の子供に、工場を見学させ、一生食べてもあまるほどのチョコレートとお菓子をプレゼントしてくれるというのです。チャーリーの誕生日に奇跡は…。
著者等紹介
ダール,ロアルド[ダール,ロアルド][Dahl,Roald]
1916‐1990。イギリスのサウス・ウェールズに生まれる。18歳でアフリカに移り、数年働いたのち、イギリス空軍の戦闘機パイロットとして第二次世界大戦に参加。戦後、26歳でアメリカのワシントンに渡り、『あなたに似た人』などの短編小説を発表。サキ、O.ヘンリーと並び称される、短編の名手として人気作家になる。結婚後、イギリスに戻り、児童小説も書き始める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
46
やたらと歌が出てくるので、原文で読むことに。児童文学とは思えないほどブラックだしシュールだが、いけ好かない子が一人ずつ消えていくという設定、子どもは意外と好きなのでは。ちょっと不気味な雰囲気の中、チャーリーの健気さがひときわ引き立っている。何より挿絵がよかった。2015/09/26
bianca
46
面白い!映画は何度も観ているけど、ウォンカの少年時代のエピソードはなかったので、オリジナルとは多少違うみたいだ。。こんなお菓子があったらいいだろうな…が目白押し。そして、ブラックな笑いが満載。ウンパ・ルンパが色んな実験で不幸な目に遭っているのも、可哀相だけど笑ってしまう。前半は、チャーリーの家の貧しいけど家族愛に溢れているところにホロリ。20年もベッドから起き上がってなかった、ジョーおじいちゃんが何度も"Yippee!!"って大興奮(笑)。英文自体が易しくて読みやすい上、最後にNOTESが付いていて親切。2013/08/09
SOHSA
39
《購入本》英語多読33冊目。映画は未視聴だが、本書だけで十分楽しめた。物語のスピード感に思わず手に汗をにぎり、あっという間に作品の世界に引きこまれた。原書でありながら英単語、構文ともに平易で、しかしそれでいて決して薄っぺらくはなく英語作品の醍醐味を十分に味わえた。ロアルド・ダールの作品を読んだのは初めてだったが、かなり面白い。同氏の他の作品にもチャレンジしたい。2017/10/27
KAZOO
39
この著者の作品は、結構愛読しています。これが子供用であるとは思われません。かなりブラックジョーク的な部分が多いと感じます。映画化されて購入したのですが、また最近読み直してみました。筋が頭に入っているせいか辞書は必要ないですね。ダールはほかの本もペンギンブックスで出ていますのでお勧めです。2014/10/29
洋書好きな読書モンガー
29
古本で発見。Dahl原書3冊目。2005年頃文庫本で英語の本を講談社さんは出していたんだ。巻末に英単語、英文節の訳が付いているので辞書が無くても読める。丁度ジョニー・ディップさんが来日してた。この映画に出た時は若かったな。映画の工場見学の時のジョニー・ディップのウォンカ氏の役が印象に残っているのでチャーリーの出自やゴールデンチケット🎫をゲットするまでが長くてびっくりだった。長い歌が出て来る、韻を踏むと言うのがよくわかる。最後はハッピーエンドで良かった。邦題と映画の題が違くてちょっと迷った。2025/12/09
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