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内容説明
大都会のアパートの一室で、異様に太った男が、椅子にしばりつけられ、死んでいるのが発見される。食べることを無理強いされての死であった。その後すぐに、悪徳弁護士が殺される。それも、体を自ら切断させられて…。現場には、それぞれ「大食」と「強欲」のことばが残されていた。ベテラン刑事サマセットは、これらのことばから、事件はキリスト教の「七つの大罪」をモチーフにして周到に準備された殺人と推理する。推測どおり、第三、第四、第五と犯行が続く。事件を担当するのはサマセットと、田舎町から赴任してきたばかりの熱血漢ミルズ刑事。事件は意外な展開をとげ、そして悲劇的な結末へ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
78
★★★★☆ 20年ぶりに再読。英文だがルビ訳つきなので、辞書を引かなくてもスラスラ読めた。映画を初めて観たときの衝撃は未だに忘れられず、一発でデビッド・フィンチャー監督のファンになった。この本は、映画を元に書かれた小説だが、細かいところはかなりアレンジされている。特に、衝撃的なエンディングは、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシーの迫真の演技で、見ていて血が沸騰してしまいそうな程の映画の映像に比べると、あまりにも深みがなくあっさりしていて、がっかりした。この作品に関しては映画が圧勝。2019/05/29
munie
2
これは映画を観た後に読んだ。私はこれなかなか面白かったけど、人によっては全く面白くないと思う。 最後の終わり方がねぇ…正直あまり好きじゃない。もっとやるならやりきれよと。イマイチ中途半端な感じがして煮え切らない。 あと、もう少し殺害方法に特殊性を追加してほしかった。