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内容説明
いかだで川をくだっていくと、向こうの川岸になにかが見えました。よくみると、それはテントでした。中からハーモニカの音が聞こえてきます。音が止むと、緑色の古ぼけた帽子をかぶった一匹のムムリクが現れました。「ぼくはスナフキン。きみたちはどこかへいく途中かい?」「うん、天文台へね。危険な星を観測しにいくんだよ」とムーミントロール。「彗星というのはわからないものだね。どこから来て、どこへ行くのか…」「えっ、彗星って何なの?」スニフが目をまるくしてたずねました。どうやら、あのおそろしい星は「彗星」という名前のようです。そしてそれは真っ赤に燃えながら、どんどんムーミン谷に近づいてきているのです…。