感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
50
多読学習のセレクトだったのに、ベスト本に躍り上がってきた!こういう出会いがあるから読書はやめられない。十歳の息子がBook,Sea,Star,Ring、なんてタイトルされた63章で、作家の父との生活を綴っていく。ユーモアと優しさにあふれた父子の会話。なおかつタフで切ない各章の余韻。素晴らしい。大当たりだった。これはきっと生涯何度も読みかえす。サローヤンが息子アラムに捧げた作品だというし、児童書かと思って手に取ったが大人向けだと思う。伊丹十三氏による邦訳版は賛否あるようだけど、機会があればパラリとしてほしい2018/10/08
★★★★★
2
邦訳は未読。10歳の男の子と父親のお話。ダールの"BOY"を思い出したけど、それよりももっとバタ臭いというか、西欧的な自我を形成しつつある少年の物語という印象でした。ここのところ人格論ばかりやっているもので、見方はそれに引きずられてるかも。2010/05/23
ma_non_troppo
1
息子をもつすべての父親に読んでほしい。2009/10/19
905
0
父と子のとりとめのない会話。ドライな叙述のなかに生きること、作家であることの哲学的主張が見える。 35000語(SSS Reading Levels and Wordcountsより)。ちょっと多い気もするけど。2016/10/01
eriko
0
とても好み。