内容説明
卑弥呼、安倍晴明は何を目撃したのか?天文現象から古代のミステリーを解く!
目次
プロローグ 天文ゴールデンイヤー
第1章 欠けゆく太陽―天変から探る古代日本
第2章 五つの星が集う夜―惑える星々が語る天変
第3章 合犯・客星―日本古典文学の中の天変
第4章 突然の来訪星―今日なお天変
エピローグ 大彗星到来
著者等紹介
作花一志[サッカカズユキ]
1943年、山口県生まれ。京都大学理学研究科修了。理学博士。京都情報大学院大学教授。専攻は古天文学・統計解析学。歴史に残された天文記事を計算で再現し、過去から未来の惑星直列や小惑星ニアミスなどを調べている。また、天文教育普及研究会にて編集委員長を長く務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Galilei
2
古代の歴史と宇宙に興味ある方に、お薦めの良著です。△ アマテラスや卑弥呼に始まる、こんにち謎となっている歴史を、日蝕などの天文現象のシミュレーションから検証して、一般の方へ分かり易く解説しています。△ 2000年の悠久により、歴史学者の主張は様々ですが、天空に目を移すと、例えば、地球は自転軸の変化で北極星の位置は大きく移動しており、また一日の長さ24時間少々は、海の潮の摩擦などによって遅くなり、紀元頃は一日が数時間も早かったのです。△ 日本書紀や史記、陰陽師など、サイエンスで読み解く、興味深い一冊です。
Shinji Nakahara
1
古代の資料に出てくる天文現象を著者なりに解釈していきます。 タイトルと違って解読者とは著者のことです。 少しまとまりに欠けていますが小ネタ集としてみると優秀な本です。2014/10/13
霹靂火 雷公
1
斎藤国治『古天文学』などに触発されて、天文学と文献資料をつなぐ分野に興味を持ち始めた著者による一冊。この分野は難解で分厚い書籍が多い中、一般向けに解り易く、フリーソフトなどを用いて手元で確認できるのが嬉しい良著。アイソン彗星の悲劇直前に書かれている為、期待が痛々しいのが玉に瑕。2014/07/14
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