内容説明
学校では絶対に教えてくれない性(セクシュアリティ)のはなし。
目次
第1章 セクシュアリティの多様性
第2章 ゲイ
第3章 レズビアン
第4章 異性装嗜好者
第5章 トランスジェンダー
第6章 トランスセクシュアル
第7章 GIDと現実社会
第8章 男の娘、腐女子
第9章 セクシュアルマイノリティの社会
第10章 ホモフォビア、トランスフォビア、ヘイトクライム
第11章 時代とニューハーフ
オマケ セクシュアルマイノリティ関連作品年表
著者等紹介
吉井奈々[ヨシイナナ]
1981年、神奈川県生まれ。トランスセクシュアルGID。中学校の同級生と結婚。「ニューハーフ」の仕事を経て、現在は、エッセイスト、webデザイナー。大学では特別講師として主に「セクシュアリティ」、「ジェンダー」、「キャリア」等について講義している。女性と男性の生き方について考えるグループ「ジェンダー・キャリア・デザイン」の主任研究員も務めている
鈴木健之[スズキタケシ]
1961年、宮城県生まれ。法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は、現代アメリカ社会論、セクシュアリティ論。現在、目白大学短期大学部ビジネス社会学科教授。「ジェンダー・キャリア・デザイン」では代表を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
稲森
3
新刊図書の棚に置いてあってとてもびっくりしました。借りるのも少し恥ずかしかったです。わたしを含め多くの人が「オカマ」とひとくくりにしてしまっている方々にも細かい種類があり名称があることや、トランスジェンダーについてなど、あまり小難しく書かれてはおらず面白い挿し絵も溢れていて読みやすかったです。2012/04/28
月花
2
用語が難しい。 精神彷徨ったけど取り敢えずFtXのまま。恋人は女性(体)だしね。2015/06/30
aats917
1
「性別は自分で決定する」ということは以前の自分になら自然に聞こえていたのだろうけれど、この本を読んだ後では著者の鈴木氏のように考えが変わった。「性別は人の関係性、ひいては社会において決まる」という着地点は一通りの流れを追った後ではとても自然なものに感じました。再読してみて思うところを更新したいと思います。2014/02/02
aftonpsalm
1
仮にも悩んでいるセクシュアルマイノリティを読者として想定しているというのなら(そうでなくとも問題だが)、「FtMはヘテロ女性を愛して、MtFはヘテロ男性を愛する(p.15)」と言い切ってしまうのはいかがなものかと思った。「一般的には」という言い方をしてはいるものの、この文を「実際私はどっちなの?」と悩んでいるFtMゲイ、MtFビアンの方が読まれたなら、ますます悩んでしまうのではないか。2013/07/23
Beth
0
ジェンダーとセクシュアルマイノリティのことがわかる本。 イラストが多くて、読みやすかった。2012/10/01