目次
第1章 オリオン座がどうして冬の星座なのか―太陽と星の動き
第2章 月はどうして形を変えるのか―月の満ち欠けと日月食
第3章 地球の仲間たち―太陽系の最新像
第4章 夜空に輝く星々の世界―星の明るさと星の色
第5章 宇宙は137億歳―われわれの住まう宇宙
第6章 望遠鏡は華奢じゃない!―望遠鏡のしくみと使い方
著者等紹介
福江純[フクエジュン]
1956年山口県宇部市生まれ。京都大学理学部卒業。1983年同大学大学院(宇宙物理学専攻)修了。現在、大阪教育大学天文学研究室教授。理学博士、専門はブラックホール天文学で、天文教育やサイエンスデザインにも関心が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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袖崎いたる
4
プラネタリウムを見る機会があったので、積んであったこの本を手に取る。マニア養成プログラムというわけだけど、やっぱり語句の暗記は要るよな〜と思い至った。頭に入っていない概念は無機的な言葉として映りがちで、スッキリと頭に入ってこない。ワイは関心があまりないらしい。…と、いうと寂しいから、この本に書かれていない天文知識を思い出すことにすると、小林秀雄がある文章の中で天文といえども人文学の範疇に過ぎないと語っていたのをここに記しておく。記憶違いかもしれないけど、学生との対話中に本居宣長を話題にした際のセリフ。2020/12/17
Mr.Ouch
2
色覚と星の色の関係とか、低いところにある月が大きく見える理由なと、初歩の天文本が取りこぼしてしまったようなところを補ってくれるようなところがある。もちろん初歩の本としても読める。 面白いとは思うが、本書はマニアへの道じゃなくて、教員からのメッセージがやたらあるあたり、マニアを作るための道とあうことか。2016/12/11
霹靂火 雷公
0
メッセージとしては学生向けだが、基礎知識を得るには程好い一冊。簡易分光器の展開図や、宇宙ビューワーソフトMitakaなど、応用によい情報もそこそこ充実している。2016/09/16
たっくん?号
0
天文マニア養成の入門書にはいいのかも???基礎知識を身につけるにはピッタリの一冊。2014/04/13
river125
0
妙なタイトルの本だなぁと思いつつ借りてみた。ユニーク。幼稚園から大学までの先生方24名が執筆した天文学の教科書。楽しめる。 教員免許状更新講習のための教科書作りがキッカケとのこと。政権が変わって更新講習の制度は棚上げ状態だが、せっかくなので教科書の方はより一般向けに編集して出版することになったようだ。 タイトルほどのユーモラスさは本文には無い(第5章に少しだけあるけど)。しかし堅すぎるわけではなく、難しいテーマも扱いつつ何とか分かりやすく書こうとしている。総体的に見ると、地味で退屈な本という位置づ……2011/05/07