“不機嫌な”太陽―気候変動もうひとつのシナリオ

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“不機嫌な”太陽―気候変動もうひとつのシナリオ

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784769912132
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C1044

出版社内容情報

太陽活動低下等により地球大気中へ宇宙線の侵入量が増加し下層雲を形成。その結果、地球が寒冷化するという新しい学説(スベンスマルク効果)を、主観や感情を交えず平易な言葉で語る。この太陽と宇宙が支配する「もうひとつのシナリオ」が、喫緊の問題として取り上げられている気候変動の未来予想に一石を投じる。海外で話題となった著作の邦訳本。

内容説明

地球温暖化ブームを嗤う。宇宙気候学からのアプローチ。

目次

1章 不活発な太陽は氷山多発期を生む
2章 宇宙線の冒険
3章 光輝く地球は冷えている
4章 雲の形成を呼びこむ原因は何か
5章 恐竜が天の川銀河を案内する
6章 スターバースト、熱帯の氷、生命が変化するという幸運
7章 人間は超新星の子供か
8章 宇宙気候学のための行動計画
9章 2008年における追記―炭酸ガスの温室効果は微弱である

著者等紹介

スベンスマルク,ヘンリク[スベンスマルク,ヘンリク][Svensmark,Henrik]
デンマークの国立宇宙センターにおける太陽・気候研究センターの所長。以前にはカリフォルニア大学バークレー校、ノルディック理論物理研究所、ニールス・ボーア研究所、およびデンマーク気象庁で研究職に就いていた。理論物理学と実験物理学に関する50以上の科学論文を発表。1997年にクヌード・ホフガール記念研究賞を、2001年にはエネルギーE2研究賞を受賞

コールダー,ナイジェル[コールダー,ナイジェル][Calder,Nigel]
科学の全分野における大発見を選り抜いて解説するという仕事に生涯を費やしている。雑誌“New Scientist”のオリジナル原稿を書くサイエンスライターとして業績を重ね、1962~1966年には同誌の編集長となる。その後、独立して科学分野の執筆者、およびTV脚本家となる。BBCの長寿番組である「サイエンス・スペシャル」の脚本で、ユネスコ科学普及のためのカリンガ賞を受賞

桜井邦朋[サクライクニトモ]
現在、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員、横浜市民プラザ副会長、アメリカアラバマ州ハンツビル市名誉市民。1956年京都大学理学部卒、理学博士。京都大学工学部助手、助教授、アメリカNASA上級研究員、メリーランド大学教授を経て、神奈川大学工学部教授、同学部長、同学長を歴任。研究分野は高エネルギー宇宙物理学、太陽物理学

青山洋[アオヤマヒロシ]
技術翻訳家。1966年兵庫農科大学(現神戸大学農学部)農芸化学科卒業。塩水港精糖(株)で省エネ等の技術業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

18
【市図書11】本書を要約すると“地球に届く宇宙線が増えると雲が形成され気温が下がるということ”になる。又、宇宙線の増減には太陽の活動、銀河系内での太陽の位置、近隣での超新星爆発等が関係する。気象学、宇宙物理学、地質学、古生物学などを総動員した壮大な理論展開で、地質学的概念における気候変動を解き明かす。因みに本書はCO2地球温暖化説否定の理論的裏付けとして言及されることも多いが、内容自体に政治色は殆どなく飽くまでも宇宙線説の説明。私は専門家ではないのでどちらが正しいかの判断できないが読んでおいて損のない本。2015/09/06

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

7
原著は2007年、邦訳は2010年。著者のスヴェンスマルクの専門は気候天文学でデンマーク人。共著者のコールダーはサイエンス・ライター。まえがきはユージン・パーカーで、太陽風を予見した人で、シカゴ大の物理学、天文学及び宇宙物理学の名誉教授。日本版監修は宇宙物理学の世界的権威で二酸化炭素温暖化懐疑論者の桜井邦朋博士。 第0章:概説 地球の気候は温暖化と寒冷化を繰り返しており、300年前にピークを迎えた小氷期は現在に続く温暖化へと変わった。さて、宇宙から降り注ぐ宇宙線の一部は大気中に雲を作る。→2023/10/05

メルセ・ひすい

1
15-157 雲の観察!実は宇宙線ミューオンのインディケーターなのだ。科学の先端分野での常識★格言「人の話は聞くな!本は読むな!自然そのものをよぉぉく観察せよ」☆炭酸ガス!が地球温暖化の犯人ではない。≒2万人の科学者が署名。①アーサー・ロビンソン②スベンスマルクの宇宙線説③その宇宙線説を銀河系に応用して氷河期と全球凍結期の原因を解明したシャヴィブの論文★太陽と宇宙が操る地球寒冷化のシナリオが、世界で喫緊の問題として取り上げられている気候変動の未来予想に一石を投じる。「宇宙気候学」という新たな学問なのだ。2012/05/27

tsuneki526

0
読みやすい本とは言えない。集中して読まないと途中で何の話かわからなくなる。毎日見ている雲が宇宙線の多寡によって変わること、雲量が地球の気候を大きく左右し、そしてそれは太陽の機嫌や太陽系が銀河のどこにいるかにも関係することを過去何億年にもさかのぼって解説している。世界はまだまだわからないことだらけ、というのがよくわかる好著である。90年代、地球温暖化は科学の仮説だったはず。なのに21世紀になるとこれは政治経済の問題になってしまった。おりしも太陽活動は低下しつつあるそうだから、温暖化説がどうなのか検証できるけ2013/04/22

sasa

0
温室効果ガスによる地球温暖化説に対して、そうではなく 宇宙線により雲ができると実験で証明し、その上で雲が多く出来れば寒冷化し少なければ温暖化し、宇宙線の量は太陽がほぼ遮断するので太陽活動が活発であれば温暖化するという説を説得力豊富に書く。更に地球誕生以来の 気候の変化も宇宙線の量により説明できるかもと書いてある。 で、問題なのは世間では温室効果ガスによる温暖化が常識っぽく なっているのでどっちが正しいの?と思うわけでその質問に 著者もは巻末で各論比較して個人で判断してくれと答えている。2012/12/02

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