大宇宙の旅 (復刻版)

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769910435
  • NDC分類 K440
  • Cコード C0044

内容説明

松本零士宇宙の原点となった天文入門書の決定版。昭和二十五年に恒星社(現・恒星社厚生閣)より初版が出版された『大宇宙の旅』を復刻。昭和三十九年に改訂版が少年少女科学名著全集の第二巻として国土社より出版された際、追加された章(「人工衛星の話」)を付録として収録した。

目次

前奏、月光の曲
光の波と光の粒
やあ、停電だ!!フォトンの出現
メルヘンランド
打出の小槌、大きさは相対的
夜の空と昼の空とが同時に見える
地球に玉乗りして見る星座の世界
太陽の周囲を色どる紅焔とコロナ
ほんとうの日食だ!!月の満ち欠けと太陽の運動〔ほか〕

著者等紹介

荒木俊馬[アラキトシマ]
1897年熊本県鹿本郡来民町に生まれる。1923年京都帝国大学(現京都大学)理学部宇宙物理学科卒業。同大学理学部教授。65年京都産業大学創設、初代総長。京都大学名誉教授、理学博士。78年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

189
50年前の本で中学生にも分かりやすく書かれた一冊。著者は天文学者で物理学者で尚且つ京都産業大学の初代学長で京大の教授時代に湯川秀樹、朝永振一郎を指導したこともある人物。学生時代にはアインシュタインにも指導を受けたと経歴を挙げればすごい人物。この本で松本零士さんが宇宙系の漫画を作ることに影響していることに感慨深いものを感じた。2015/02/05

SINKEN

4
【総評】★★★☆☆【感想】(図書館本) 故松本零士さんが本書を読んで宇宙への憧れを深めたとの話を知り、読んでみました。対象は小学校高学年から中学くらいの学童とのことなので比較的平易な文章で書かれていますが、古い文体なので今の小学生や中学生にはなかなか読みづらい部分もあるかと思います。ファンタジー要素が強く、擬人化されたキャラクターが主人公の少年と宇宙を旅していくという、当時にしてみたらかなりエキセントリックな内容だったのだろうと思います。個人的には楽しめました。2023/04/05

Mentyu

2
戦後すぐに刊行された小中学生向けの宇宙解説本。人工衛星も電波望遠鏡もないが、相対性理論は登場しているという時代に、どのように天文学者が宇宙を捉えていたのかが分かりおもしろい。ぼんやりとした像しか結ばない光学望遠鏡の時代なので、火星には運河があることになっている(!)。一方で、軌道計算などの宇宙物理学に関する部分は、基本が数学ということもあり、解説によると今ともあまり変わっていないらしい。2025/01/14

わすけ

2
50年以上前の本の復刻版。著者が序文で述べているように、天文学の記述については当時の最先端を中学生クラスの読者にもできるだけ正しく理解してもらおうという配慮が感じられ、好感が持てる。私が大ファンの松本零士先生が影響を受けた本ということで読んでみたが、「銀河鉄道999」が本書の影響を受けているなとなんとなく感じることもあった(松本先生も寄稿文で少し触れてますね)。最新知見の解説を書いたのが「SFアニメを天文する」という本の著者の福江純さんで、この復刻版を一番喜んでるのは福江さんでは、とちょっと妄想した。2011/11/18

ひらり庵

1
粒としての光が「分数」、波としての光が「小数」など、分かりやすい箇所もあるが、全体としては、かなり難しい。特に後半は、恥ずかしながらギブアップした。巻末の筆者の略歴、特に京大教授を辞した理由に漢を感じた。2015/02/21

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