出版社内容情報
フランス国内でのイスラム教徒問題、社会福祉サービスの動向、さらに、日本国内におけるフランス社会学理論研究の変遷、デュルケーム社会学の研究史、デュルケームの国家分析などを取り上げ、日本とフランスの社会学の対比により、国内社会学の本質とその可能性を問う。
目次
第1章 ライシテとイスラム・スカーフ問題
第2章 「福祉国家」とアソシアシオン―社会福祉供給体制における公私関係
第3章 社会学者の挑戦―社会調査をめぐる方法論的反省・再考
第4章 忘れられたフランス社会学研究の日本人パイオニアたち―「社会学徒」誌を中心に
第5章 日本におけるデュルケム社会学の研究実践場との対話―認識と場の社会理論構築のための序説(1)
第6章 国家とどう付き合うか―民主主義へ―モンテスキューとデュルケムの民主政論に学ぶ
第7章 人物記念行為と地域表象―本居宣長の歴史的遺産と集合的記憶
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- 和書
- 財政とは何か (改訂版)