出版社内容情報
デュルケーム著書に対するタルドの主張からの再考察、近年の再評価の動きを踏まえながらのデュルケム学派の知識社会学の意義の再検討、消散した帰属感の回復をベルクソン自我論に求め、混迷し、虚無感に満ちた近代社会の行き着く先に新たな普遍性の源を探る。
目次
第1章 フランス社会学の理論的な展開とそのアクチュアリティ―デュルケーム、ギュルヴィッチ、レヴィ=ストロース、ブルデュー
第2章 モースの社会理論―全体的人間と社会的連帯
第3章 ソシオロジスムから個人主義の社会学へ
第4章 サイバースペースで甦るアンリ・ルフェーブルの空間論
第5章 デュルケームとベルクソン:超越への実証科学的アプローチ―普遍性の再建に向けて
第6章 タルドとデュルケムの論争―デュルケム主要著作に対するタルドの批判を中心として
第7章 デュルケミアン思想における感情と知識社会学
第8章 失われた帰属―アルヴァックスの集合的記憶とベルクソンの自我
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