内容説明
本書は、1990年から1997年までイギリスのリーズ大学で教育学修士・博士の学位を取るために行った研究の集大成です。MA論文・PhD論文とも全体を発表することなく過ぎ去るところでしたが、今般新睦人先生のご尽力により、両論文の主要な研究部分の翻訳を出版できることとなりました。両論文の部分的翻訳に加えて、新しく障害者運動の項を加えました。障害者のエンパワーメントについての考察を試みることがその目的です。
目次
1 初めに
2 比較研究によるアプローチ(比較研究の方法における問題点;ケーススタディの有用性 ほか)
3 4ヶ国のケーススタディ(日本;イングランドとウェールズ ほか)
4 障害者運動(日本:視覚障害者の運動;イングランド/ウェールズ:視覚障害者の運動 ほか)
5 障害者運動と福祉(独自のアイデンティティの確立;コミュニケーション ほか)