感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あとがき
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社会学にしては思弁的だが「社会学的方法の規準」の副読本として読むとデュルケームの理解が深まる。/細胞と表象と同様の関係が個人と社会だという。だから社会も個人に外在的に実在する。それゆえ「集合表象」「集合的感情」等も実在するのだと。/確かに個々人の価値観を吸い上げて逆に個々人を形作るような超個人的なメカニズムは存在する。いわば天上の鏡として社会は実在すると思う。その意味で方法論的集合主義は必要な視点だ。しかし、デュルケームは比喩ではなく「社会が考える」といった表現をする。このような点には引っかかってしまう。2024/03/19
不貞ポサティ現象
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楽しかった