内容説明
「平和を欲するなら戦争を学べ」(英戦略家リデル・ハート)―第一次大戦後欧米列国は戦争の科学的研究のため一般大学に「戦争学」の学部・講座を設けた。しかし、日本では軍の学校以外での教育・研究は、一切行なわれてこなかった。中国・ロシア・北朝鮮という脅威の中で日本が生き抜くための戦略を考察する。
目次
序章 戦争と平和の間
第1章 国際関係の基本
第2章 二つの戦争学
第3章 戦争学から見た敗戦
第4章 日米戦争(WW2)の戦略的観察
第5章 米国家戦略の特性を探る
第6章 三つの危機迫る
第7章 海洋国家の戦争学
終章 「日本の栄光」を復興しよう
付 一八世紀のプロシャと現代日本の相似性
著者等紹介
松村劭[マツムラツトム]
1934年、大阪生まれ。防衛大学校卒業(2期)、陸自指揮幕僚課程修了。インド国防参謀大学、アメリカ陸軍指揮幕僚大学を卒業。陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、第七戦車大隊長、ジュネーブ日本国連大使館防衛庁代表、アメリカ陸軍指揮幕僚大学教官、陸上自衛隊西部方面総監部防衛部長などを歴任し、1985年退官(陸将補)。元デュピュイ戦略研究所東アジア代表。情報分析・戦略・戦術などを専門領域に、内外で活躍する。2010年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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