内容説明
米空母ホーネットを撃沈、エンタープライズを中破して史上初の空母対決に勝利した南太平洋海戦だったが、日本軍の被害も甚大で、ベテラン搭乗員が多数戦死、鑑載機が激減するなど深刻な状況だった。新長官に小沢中将を迎えて立て直しをはかる母艦航空隊。戦雲渦巻く海域へと出撃する空母瑞鶴の新たな戦いがはじまる。
目次
第一章 “鬼がわら”と呼ばれた男(新長官着任す;素顔の小沢治三郎 ほか)
第二章 男たちの新生瑞鶴(対立;第三次ソロモン海戦始末 ほか)
第三章 落日のソロモン最前線(ふたたびトラック泊地へ;反抗するベテラン搭乗員 ほか)
第四章 奇跡のガ島撤収作戦(巧みな脱出作戦;救出された軍司令官の苦悩 ほか)
著者等紹介
森史朗[モリシロウ]
1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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