内容説明
陸軍航空総監部発行、日付は昭和十六年十二月八日。太平洋戦争開戦の日に配付するために、密かに事前に準備されたであろう、小冊子。操縦士、爆撃手などの空中勤務者に、戦いに対する決意をうながし、空中戦闘の心得を綴る。その他、技術的な解説を記した「空中戦闘教程」「戦術教程(航空篇)」(抜粋)も併録。
目次
空中勤務者の嗜 昭和十六年十二月 陸軍航空総監部
空中戦闘教程(空中戦闘の特性と空中勤務者;索敵及警戒;接敵 要則;空中戦闘;編隊)
戦術教程(航空篇)(兵語の解;戦争、作戦と航空;航空戦力の本質;空中戦闘;航空部隊の編組、各部隊の任務並びに特性;航空部隊指揮一般の要領;機動及展開;飛行部隊;激撃)
著者等紹介
佐山二郎[サヤマジロウ]
昭和22年、岡山市に生まれる。拓殖大学卒業。旧陸軍の兵器・器材を中心とした軍事技術史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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