内容説明
眼前に迫りくるB29の巨大な機体に必殺の三十七ミリ砲の引き金を引く―。対大型機用に開発された二式複座戦闘機「屠龍」を駆って、“超空の要塞”に挑んだ陸軍航空のエースが綴る感動の空戦記。日本重工業の中枢・北九州に襲い掛かるB29と本土防空隊との熾烈な戦いの日々を克明にとらえた迫真のドキュメント。
目次
第1章 初邀撃
第2章 不惜身命
第3章 開眼
第4章 激突
第5章 嵐の前
第6章 怒涛の敵
第7章 突進
第8章 屈辱
著者等紹介
樫出勇[カシイデイサム]
大正4年、新潟県に生まれる。昭和9年2月、所沢飛行学校入校(1期生)。10年11月、卒業。14年9月、ノモンハン航空戦に参加。その後、少尉候補者(21期)として航空士官学校に学び、16年10月、少尉に任官。18年4月、中尉。20年5月、武功章を授けられる。20年6月、大尉。平成16年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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