内容説明
前人未踏の大自然の中で、東部ニューギニア十五万余の将兵は、連合軍との死闘を演じつつ、暑熱と闘い、悪疫と闘い、そして、飢餓と闘わねばならなかった。太平洋戦争中、最も悲惨な退却と戦史に記された戦場を凝視しながら、兵隊たちの生存を賭けた闘いの中で、戦争と人間の相克を描く感動のノンフィクション。第1回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
目次
第1部 序幕
第2部 転進
第3部 人と人
第4部 戦野
第5部 自然と人間
第6部 終戦
著者等紹介
尾川正二[オガワマサツグ]
1917年、旧朝鮮に生まれる。京城帝国大学国文科卒業。広島大学大学院国文研究科修了。関西学院大、桃山学院大、梅花短大教授を歴任。2009年3月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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