内容説明
備えなき国家は敗北し、備えある国家が勝利する―最初の戦いの「勝利と敗北」は実際の戦闘のはるか前に決着している。有史以来の戦争の歴史がこれを証明する。日本はポスト太平洋戦争のファースト・バトルをどう戦うのか。現代をしたたかに生き抜くためにはどうすればいいのか。起こり得る「初戦」について解説する一冊。
目次
第1章 「初戦」をどう迎えるか―ウクライナ戦争を鏡として
第2章 「初戦」に敗れた3つの戦例―米国の過酷な道のり
第3章 「初戦」の勝利を目指して―軍の再生と再建
第4章 政軍関係の精華―湾岸戦争
第5章 「初戦」の勝利が戦争の勝利
著者等紹介
木元寛明[キモトヒロアキ]
1945年、広島県生まれ。1968年、防衛大学校(12期)卒業後、陸上自衛隊入隊。以降、第2戦車大隊長、第71戦車連隊長、富士学校機甲科部副部長、幹部学校主任研究開発官などを歴任して2000年に退官(陸将補)。退官後はセコム株式会社研修部で勤務。2008年以降は軍事史研究に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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