内容説明
最新式の歩兵銃と野戦砲。その開発にかけた明治のテクノクラートの足跡を軍事の奇才が描く。
目次
第1章 東京湾要塞
第2章 最新流行“速射野砲”
第3章 アリサカ・ライフル
第4章 日露戦争
第5章 砲術家の死
終章にかえて 日本人の武器観
附録“其の一”有坂成章の生い立ち
附録“其の二”岩国藩「日新隊」と15歳の明治維新
著者等紹介
兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
1960年、長野市生まれ。2等陸士として自衛隊に入隊し、その後、神奈川大学英語英文科を経て、東京工大の大学院で江藤淳研究室の最後の院生となった。既著の『たんたんたたた―機関銃と近代日本』では、日本で重工業製品の海外輸出戦略を最初に組み立てたのは、軍人設計家の南部麒次郎中将その人であったという、経済史家が誰も指摘しない事実を紹介した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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