内容説明
太平洋戦争末期、沖縄戦の陸軍航空特攻の一〇〇〇名を超える戦死者が書き遺した遺書・絶筆の中から一四三通をとり上げ「特攻」の実像を描く。遺書に書かれた内容を詳細に分析、さらに特攻から生還した隊員、世話をした女学生、残された家族へのインタビューも合わせて遺書の背後に隠された「無言の証言」に迫る!
目次
初章 知覧と万世から
第2章 一四三名の遺書
第3章 遺書分析
第4章 特攻隊員を見送った人たち
第5章 阿修羅の意志(特攻の奏功)
第6章 特攻隊員とその周縁
終章 寡黙な人々
著者等紹介
今井健嗣[イマイケンジ]
1944年、大阪市生まれ。1968年関西学院大学社会学部卒業。1969年大阪市役所勤務。2005年大阪市役所退職。戦史(航空特攻史)研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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