内容説明
『野外令』とは、国土防衛作戦に任ずる部隊運用の原理・原則を述べた、各種教範の頂点に位置する。米陸軍のマニュアル「Operations」と旧陸軍の体験と反省を踏まえて「作戦要務令」の一部を取り入れた。その内容は古今東西の戦史・戦例から帰納的に導き出された戦理―つまり戦いの本質を幅広く学ぶための教科書である。
目次
統合作戦の原則
作戦術を構成する要素
『野外令』とは何か
日本古戦史に見る「戦いの原則」
ナポレオン戦争に見る「戦いの原則」
西南の役に見る「戦いの原則」
八甲田山雪中行軍に見る「戦いの原則」
ノモンハン事件に見る反「戦いの原則」
駆逐艦「雪風」に見る「戦いの原則」
朝鮮戦争に見る「戦いの原則」
中東戦争に見る「戦いの原則」
フォークランド紛争に見る「戦いの原則」
著者等紹介
木元寛明[キモトヒロアキ]
1945年、広島県生まれ。1968年、防衛大学校(12期)卒業後、陸上自衛隊入隊。以降、第2戦車大隊長、第71戦車連隊長、富士学校機甲科部副部長、幹部学校主任研究開発官などを歴任して2000年に退官(陸将補)。退官後はセコム株式会社研修部で勤務。2008年以降は軍事史研究に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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