内容説明
海上決戦の勝敗優劣を決するものは海軍技術の研究開発、その実用化が、時宜に適うか否かのなかにある―大艦巨砲、潜水艦、空母などは、いかなるシステムでどのように動くのか。またそれらを誰がどのように研究、維持整備するのか。人艦一体となって、全能力を発揮すべく邁進した技術士官たちの戦いをえがく。
目次
揚錨機
潜水艦操縦練習機
着艦制動機と射出機
射撃指揮管制装置
発砲装置
発砲回路
標的艦の無線操縦
砲身運動制限装置
機銃射撃装置
水中聴音機
防備衛所
高角砲射撃指揮装置
探照灯と空中聴音機
電波探信儀
防空砲台と照射所
艦内通信
角度式通信器
空戦誘導盤
隊内通信
羅針盤と操舵〔ほか〕
著者等紹介
深田正雄[フカダマサオ]
大正2年3月、福島市に生まれる。昭和10年、東北大学工学部電気工学科を卒業、海軍造兵中尉に任官。昭和20年、海軍技術中佐。その間、連合艦隊司令部付をへて佐世保工廠造兵部部員、呉工廠電気部部員、海軍艦政本部第三部部員として、電気兵器の計画・設計・製造、艦船および陸上兵装の計画・実施を担当する。終戦後、松下電器産業テレビ事業部、技術本部業務部長、昭和51年より(社)関西電子工業振興センター専務理事、昭和57年、退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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