内容説明
終戦直前、ソ連軍の侵攻によって過酷な運命を辿った満州国―激戦地、最前線基地、日本人が手掛けた建造物、鉄道の駅舎、橋梁、飛行場、掩体壕などを訪ね歩いて、当時の戦況と重ね合わせながらつづる異色のルポルタージュ。旧ソ連との国境を満州へのノスタルジアとともにまわる、都巡りとは違った「非常識」な旅。
目次
ソ満国境へのこだわり
安東(丹東)にて
なぜ吉林へ向かうか
悲劇の東満
延吉(旧間島)、図們、琿春
中・ロ・朝の国境に立つ
牡丹江の夏
綏芬河(ボグラニチナヤ)
開拓村勃利
日本人が設計した港町佳木斯
アムール河・嘉蔭
国境のアムール河を北へ
北の果て黒河にて
孫呉から北安へ
著者等紹介
早瀬利之[ハヤセトシユキ]
昭和15年生まれ。昭和38年、鹿児島大卒。上京後、種々の雑誌記者。40歳のとき、雑誌編集長を辞め作家活動に入る。石原莞爾研究家、日本ペンクラブ会員、関東戸山流居合剣道会2代目会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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