内容説明
昭和十六年十二月、太平洋戦争開戦と共に香港要塞攻略のため中国大陸における陽動作戦として長沙作戦が発動された。軍司令官による計画なき無謀ともいえる進攻作戦によって、補給のない日本軍は弾薬・食糧が尽きた―中国軍を侮り、死傷者が続出、ついに反転退却に至った長沙戦の実状を若き将校が克明に描く。
目次
第1章 陸軍士官学校(瓢箪から出た駒;生まれつきの歩兵 ほか)
第2章 初陣(タマの洗礼;陳家橋の緒戦 ほか)
第3章 第一次長沙作戦(作戦の発想;作戦目的 ほか)
第4章 第二次長沙作戦(嫌な予感;香港攻略戦 ほか)
第5章 作戦回顧(作戦の結果;関係首脳の回顧 ほか)
著者等紹介
佐々木春隆[ササキハルタカ]
大正9年、熊本県生まれ。昭和15年、陸士卒(54期)、第40師団に属して華中・華南に5年8ヵ月転戦。21年、復員。元陸軍大尉・元陸将補・元防衛大学校教授(陸上防衛学)・京都大学法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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