内容説明
宣伝省の中に政府がある…。全てのメディアを掌握したプロパガンダの怪物の正体!15000人の職員を擁した世界最初にして、最大の『国民啓蒙宣伝省』―ヒトラー、ナチ幹部、国防軍、そして市民を従属させた、その全貌を描く。
目次
多感な時代
ヒトラーとの出会い
扇動家の誕生
ベルリン大管区長時代
ナチ党躍進と政権奪取
宣伝大臣ゲッベルス誕生
大衆を飼い馴らす
世界最大の宣伝機関
戦争と宣伝戦
対英宣伝戦
ロシア戦線
栄光の終わり
総力戦と撤退戦
最終ラウンドのゴング
最後の五ヵ月
著者等紹介
広田厚司[ヒロタアツシ]
1939年、北海道に生まれる。明治大学卒業。会社勤務の傍ら、欧州大戦史の研究を行なう。月刊誌「丸」をはじめ各誌に執筆。現在、翻訳家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大森黃馨
4
意外に見当たらないゲッベルスの簡易伝記紹介本 よく与党の宣伝行為を野党は非難するがそれでは野党はどうなのかそもそもプロパガンダとはそれ自体では善でも無く悪でも無いものだろうがそれでは何を信じればいいのか迷い苦しむ プロパガンダ実はそれは創作にも役立つ技術なのではないかと推測するだが本書ではその技術は大系的にも詳細にも書かれてはおらず 危険な技術だからかなのか 類書も含め読みノートを作ったりして己自身で纏め作り完成させるしかテキスト入手の方法は無いのかもしれない 2022/07/28
ヒカリ
1
ゲッベルスの自己陶酔力、精神力は恐ろしい2025/05/01
ビタミン
1
★★★★☆ 池袋のブックオフで購入。 読了後本棚にしまおうとしたタイミングで旧版で読み終わっていたことに気づきました。 サラーっと流していて読みやすいと思いますです。2024/10/24