内容説明
昭和十七年六月七日、日本軍は米国領のアリューシャン列島キスカ島に日の丸を揚げ、翌八日には同島から三百キロほどのアッツ島を占領。約一年後、アッツ島は守備隊全員が玉砕、キスカ島は守備隊全員が救出された―何が両島の運命を分けたのか。あくまで人道を貫いた陸海軍二人の指揮官を軸にその実態を描く。
目次
序章 キスカ島とアッツ島。数奇な運命を辿る
第1章 樋口季一郎中将
第2章 アッツ島の玉砕
第3章 木村昌福少将
第4章 キスカ島からの第一次撤退作戦
第5章 今度こそキスカ島へ
著者等紹介
将口泰浩[ショウグチヤスヒロ]
1963年、福岡県生まれ。89年、産経新聞社入社。社会部などを経て、社会部編集委員に。2015年、退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。