内容説明
日本本土上空を死守せよ―陸海軍、民間企業が一致協力、不眠不休の過酷な作業により誕生した最強のインターセプター。本土防空の重責を担った局地戦闘機の細部構造を、図面、写真とともに徹底解説する。現代にも生きる航空技術の結晶・究極のロケット局地戦闘機「秋水」はいかにして研究開発され誕生したのか。
目次
第1章 秋水の開発から試験飛行まで(秋水導入決断の背景「国力の現状」;ドイツから秘密兵器を導入 ほか)
第2章 ロケット戦闘機のテクノロジー(局地戦闘機「秋水」の概要;機体開発の概要 ほか)
第3章 秋水とその時代。本土防衛・特攻(日本本土への空襲;日本本土の防衛体制 ほか)
第4章 「ロケット歴史」の一断面(二液の「薬液ロケット」;大陸間弾道弾V2 ほか)
第5章 「零戦」と「秋水」(復元された零戦と秋水)
著者等紹介
牧野育雄[マキノイクオ]
1926年12月、愛知県名古屋市中区に生まれる。1944年1月、愛知県工業学校機械科卒業と同時に、三菱重工業(株)名古屋発動機研究所に入社。研究部研究課に所属、航空ディーゼルエンジン、「秋水」ロケット・エンジンの設計業務に従事。1945年10月、同所休職。1947年2月、名古屋アルミニューム製造所(のちに東海プレス工業(株)と社名変更)入社。1953年、愛知大学短大部法経科卒業後、名古屋大学工学部聴講(金属加工学)。1986年、東海プレス工業(株)常務取締役を退職。1987年、三井工業(株)代表取締役。陶芸工房「秋水窯」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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