内容説明
第一次世界大戦時、ドイツ軍戦闘機隊でリヒトホーフェンに次ぐ撃墜数を誇ったエースの回想。数々の空戦、墜落事故、仏撃墜王ギヌメールとの一騎打ち、戦後民間飛行家として世界を飛び回った半生を綴る。ナチス・ドイツ空軍将官になり悲劇的な自死を遂げるまでの全生涯を描いた訳者による書き下ろし評伝も収載。
目次
敵地上空
最初の空戦
死の飛ぶや疾し
リヒトホーフェン
帰郷
終焉
新たなる出発
アフリカの四人男
アメリカ
世界の果てで
終章
補遺
著者等紹介
ウーデット,エルンスト[ウーデット,エルンスト] [Udet,Ernst]
1896年(明治29年)、フランクフルトに生まれる。生後一家はミュンヘンに転居。1914年8月18日、ヴュルテンブルク第26予備師団に入隊。1915年9月、第9操縦士補充部隊を経て第206砲兵飛行部隊に配属。同年11月29日、ハプスハイム単座戦闘機分遣隊に転属、戦闘機搭乗員となる。以後、ヤシュタ15指揮官代理、ヤシュタ37指揮官を勤める。1917年1月22日、予備少尉任官。翌年3月27日、リヒトホーフェン戦隊に転属、4月9日、プール・ル・メリット勲章(ブルー・マックス)受勲。予備中尉として終戦を迎える。総撃墜数は62機。戦後民間飛行家として活躍。1937年9月1日、大佐としてドイツ航空省入省。航空装備局長として空軍大将まで昇りつめたが、1941年11月17日、自死。国葬
〓口自生[ハマグチヨリオ]
1957年、和歌山県に生まれる。地方公務員時代はトルコ軍艦エルトゥールル号の失われた思い出を再び現代に返すことに取り組む。退職後、第一次世界大戦において大空で戦った若者たちの群像を現代に蘇らせることをライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。