内容説明
企業のトップが長期計画を無視して思いつきプランに走り、年功序列の幹部のもとに、市場調査を抜きにして財務内容を悪化させる大規模投資をおこなえば、その企業が倒産への道を突き進むことは、日本海軍の事例が実証している―太平洋戦争はまさに貴重な教訓であった。ビジネスマンはいま、失敗の歴史に学ぶ。
目次
第1章 日米海軍の基本戦略と第一段作戦(日露戦争以降における日米海軍の基本戦略;ハワイ真珠湾奇襲作戦 ほか)
第2章 日本海軍のバブル構想とその崩壊(第二段作戦構想と陸海軍の対立;第二段作戦における潜水艦用法 ほか)
第3章 ソロモン諸島をめぐる攻防(ウォッチタワー作戦の構想;我が南東方面戦略と基地航空体制の整備 ほか)
第4章 米軍の反攻と日本海軍の斜陽(第八一号作戦(米側呼称・ビスマルク海海戦)
い号作戦(ソロモン、東ニューギニアに対する航空撃滅戦) ほか)
第5章 連合艦隊の終焉(米軍のギルバート諸島攻略;マーシャルの失陥とトラックの機能喪失 ほか)
著者等紹介
野尻忠邑[ノジリタダムラ]
大正13年12月、秋田市生まれ。東京陸軍幼年学校・陸軍士官学校卒。昭和19年4月、ビルマ派遣・戦車第14連隊配属。昭和20年1月よりイラワジ会戦及びメークテーラ会戦に参加。昭和21年7月、復員。昭和25年より30年間、秋田県にて銀行勤務。昭和51年度通産省登録・中小企業診断士試験合格。定年退職後は経営診断・指導に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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