内容説明
戦場の底辺で戦った名もなき将兵たちの生き方、戦い方、死に方を活写した衝撃の実録兵隊戦記。戦野に果てた兵士の魂の叫びを綴る感動の戦話集。
目次
南京城外にて
板室兵長の体験
さらば青島
南寧作戦（南寧への泥濘の道；崑崙関までの攻防；崑崙関周辺の布陣；重慶軍の大包囲網；速射砲隊の敢闘 ほか）
著者等紹介
伊藤桂一［イトウケイイチ］
大正６年、三重県生まれ。昭和１３年より終戦まで三度にわたる満７年の軍隊勤務。上海で終戦。陸軍伍長。戦後十数年、出版社の編集部勤務。３７年、「螢の河」で第４６回直木賞、５８年、「静かなノモンハン」で第３４回芸術選奨文部大臣賞及び第１８回吉川栄治文学賞を受賞。６０年、紫綬褒章受章。芸術院会員。平成２８年１０月、歿（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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teitowoaruku
1
南京攻略戦や南寧作戦等、あまり知られていない中国大陸での戦争の実態について書かれている。優勢だったという大陸での戦いだが、圧倒的な兵力差の前にかなり無理な戦いを強いられているのがよくわかる。このころはまだ友軍機による糧秣や弾薬の投下が日本軍でも行われていたのだな…2022/02/06
