内容説明
熾烈な日米航空決戦によって兵学校出身のパイロットが払底する中、エンジニアリングオフィサーから選抜され、零戦、紫電などを操って空戦場裡を駆け抜けた八人の若者たち。機関学校五十期出身の異色のパイロットたちのひたむきな姿を軸に、蒼空と群青の海に散った同期の士官たちの青春を綴るノンフィクション。
目次
第1部 若い生命(消えた七つの星;巣立ちの日)
第2部 霞ヶ浦の空(軍人の宿命;整備学生から飛行学生へ;美しき期友たち)
第3部 苛烈なる空戦(生と死と;“幻の大戦果”;あゝ玉杯に花うけて;戦争が終わった)
著者等紹介
碇義朗[イカリヨシロウ]
1925年、鹿児島生まれ、東京都立航空工業学校卒。陸軍航空技術研究所をへて、戦後、横浜工業専門学校(現横浜国立大学)卒。航空、自動車、鉄道などメカニズムと人間のかかわり合いをテーマにドキュメントを発表。航空ジャーナリスト協会会員。横浜ペンクラブ会員。自動車技術会会員。カナダ・カーマン名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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