内容説明
血盟団事件、神兵隊事件、二・二六事件、血なまぐさい数多の戦前の事件につづき価値観が一変した戦後は、想像を絶するニュースが人心を翻弄し、混乱させる。頻発する大事件に果敢に挑んだ記者たち。その命懸けの真実追究の活動の一断面を克明に伝える昭和の記者外伝。戦前戦中戦後、その間の道は平坦ではなかった。
目次
第1章 五段跳びの人生―矢田喜美雄
第2章 反骨の名文記者―門田勲
第3章 ものの見方について―笠信太郎
第4章 入れ墨記者の奮闘―辻豊
第5章 独自の視点で問い直す
第6章 事件記者の群像
第7章 取材部門の内と外
第8章 危機を救った朝、毎の二人
著者等紹介
上原光晴[ウエハラミツハル]
1932年12月、東京・目黒区三田出身。中央大学文学部(仏文課程)卒。朝日新聞社入社。高知支局を振り出しに東京、大阪、西部(北九州市小倉北区)の三本社と各管内の取材部門に勤務。福島県いわき、神奈川県湘南(藤沢)両支局長を歴任。部長職。1992年12月、朝日新聞社を定年退社後、戦史を中心にノンフィクションで取材活動を続行、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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