内容説明
波瀾激動の時代を雄々しくリードしながら、朝敵として斃れた隆盛。維新早々に欧米を視察して、外国の文明や制度に触れ、兄の知らない新しい世界を見てきた従道―偉大な英雄を兄としたがゆえの悲しき宿命を背負いつつ、時代の潮流を見すえて、新生日本の舵取り役となった大人物の内面を照射した感動の人物伝。
目次
第1章 英傑雌伏
第2章 巨人登場
第3章 無血革命
第4章 鋭意断行
第5章 兄弟永別
第6章 飄々転々
第7章 大物海相
著者等紹介
豊田穣[トヨダジョウ]
大正9年、満州に生まれる。昭和15年8月、海軍兵学校卒業。16年5月、霞ヶ浦航空隊付。第36期飛行学生(操縦)。18年4月、ソロモン方面イ号作戦で撃墜され、一週間海上漂流の後、米軍の捕虜となる。21年1月、帰国。中日新聞入社。48年、「長良川」で第64回直木賞受賞。平成4年度中日文化賞受賞。平成6年1月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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