内容説明
海軍をひきいる米内が、陸軍同様に戦争継続を主張していれば、広島、長崎への原爆投下、ソ連の参戦があったあの時点でも、天皇の終戦裁断は不可能であった。米内は「海軍を預る者」(海軍大臣)として、海軍を運営して国を誤らず、海軍を犠牲にして国家と国民を破滅から救うという、抜群の功績を残したのである。
目次
国を誤る曲解
火種の軍縮条約
領袖の陰謀
陸海軍首脳の邪念
司令長官の明断
謎の海軍大臣就任
支那事変拡大の序幕
金魚大臣
一変
近衛首相のテロ恐怖〔ほか〕
著者等紹介
生出寿[オイデヒサシ]
大正15年3月、栃木県に生まれる。海軍兵学校74期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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