内容説明
「俺が死んだらくちなしの花を飾ってくれる奴が一人」と、いとしき人への思いを日記に記して散華した若き学徒兵宅嶋徳光との恋、そして別れ―死の病から奇蹟的に生還をとげ、悲しみをのりこえ、新しい愛を育んで幸せを引き寄せたある女性の悲喜交々、波瀾万丈の人生。思いのたけをこめて来し方を綴る感動の手記。
目次
第1章 徳光さんの最期
第2章 両親の思い出
第3章 東京での新生活
第4章 我が家の徳光さん
第5章 戦後の私
第6章 禎二との結婚
第7章 インドネシアでの生活
第8章 夫との短い老後
第9章 ふたたび矢本へ
第10章 遊び人のおばあちゃん
著者等紹介
赤沢八重子[アカザワヤエコ]
大正14年5月、広島市に生まれる。陸軍歩兵大佐だった父の死後、東京に移り住む。戦後は夫の転勤で、インドネシアに数年在住。平成28年、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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