内容説明
今中武義陸軍少将、陸軍士官学校18期生。明治、大正、昭和(大東亜戦争以前)の三代の軍隊に従事し、建軍精神を貫いた少将の肉声を伝え、戦前の日本の行為・行動は全て悪であるという、軍隊軍人に対する認識を新たにする―同期生たち将軍、山下奉文、阿南惟幾、岡部直三郎、山脇正隆、藤江恵輔の素顔も綴る回想記。
目次
日清戦争の勝利と軍への憧れ―昔の廣島と父の事
阿南惟幾との出逢い―幼年時代と廣島陸軍幼年学校
日露戦争への出征を目指して―中央幼年学校と陸軍士官学校
藩閥に苦しみながら―見習士官と新品少尉
軍の教育システム―新設岡山第十七師団と陸軍砲工学校生徒
演習と検閲―工兵第十七大隊附中尉
初の副官業務と明治の終焉、結婚―陸軍砲工学校副官
工兵第十七大隊中隊長
士官学校の教え方と島川大将の思い出―陸軍士官学校教官
陸軍工兵学校
北国盛岡での生活―工兵第八大隊附
供奉将校の光栄と失敗、歴代陛下の印象
陸軍工兵学校教官
思いもよらない異動―陸地測量部地形科長
陛下への拝謁、満洲国の実態・測量、負傷―関東軍測量隊長
二・二六事件と歴代校長―陸軍工兵学校教導隊長
工兵第十六聯隊長
津軽要塞司令官
川西機械製作所
著者等紹介
岩本高周[イワモトタカノリ]
昭和25年(1950年)生まれ。広島県広島市出身。中央大学卒。元経済産業省職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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