内容説明
数多の逸材を輩出した「米沢海軍」の系譜を継ぎ、魚雷戦の権威としてその名を謳われた海の男。連合艦隊司令部や自らの幕僚たちの間に軋轢を抱えながら畑違いの空母機動部隊を指揮、太平洋戦争緒戦のハワイ・インド洋作戦で大戦果を挙げながらミッドウェー海戦で大敗を喫して一人その責めを負った寡黙な提督の悲劇。
目次
第1章 エトロフ島
第2章 トラトラトラ
第3章 アメリカの衝撃
第4章 ミッドウェー海戦
第5章 膨大な犠牲者
第6章 誰の責任か
第7章 南雲のその後
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市生まれ。一関第一高校、東北大学文学部卒。福島民報社記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て、現在、歴史作家。『奥羽越列藩同盟』で第19回福島民報出版文化賞、会津藩の研究でNHK東北ふるさと賞を受賞、『国境の島・対馬のいま』で平成27年日本国際情報学会功労賞受賞。この間、日本大学大学院で国際関係を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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