内容説明
日米決戦の大空を駆けめぐる日を夢みた十六歳の青春!海軍航空の中核として常に激闘の最前線で空戦をくりひろげた“海の若鷲”たちは、いかに鍛えられ、巣立っていったのか―あふれる闘志を胸に抱き、血潮を湧かした予科練生活。大戦末、搭乗する機もない予科練たちが特攻要員となる日までを描く予科練物語。
目次
北京出発
祖国日本へ
肌身に感じる人心の荒廃
三重海軍航空隊へ入隊
川端義雄分隊士との出会い
終身奉公
三重空の一日
田嶋十次郎分隊長の温情
予科練の教育
人物・技倆の評価について〔ほか〕
著者等紹介
門奈鷹一郎[モンナタカイチロウ]
昭和3年12月、朝鮮京城(ソウル)生まれ、昭和19年6月、北京日本中学校3年生のとき予科練志願、三重海軍航空隊第22期乙種飛行予科練習生として入隊。昭和20年8月、水際特攻伏龍隊員として横須賀野比海岸で潜水訓練中に終戦(二等飛行兵曹)。昭和29年3月、早稲田大学第二文学部露文科卒業。昭和30年8月から58年9月まで図書出版光和堂勤務(取締役編集長)。平成26年9月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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