内容説明
主砲をすべて前甲板に集めて、後甲板を航空兵装として特異なシルエットを持つ利根型重巡洋艦―従来の一万トン型の巡洋艦に比して、水偵搭載定数を大幅に増やし、偵察力を重視した航空巡洋艦と呼ばれた利根と筑摩の戦い。日米戦争の前哨戦の主役を演じるために誕生した、海軍の期待を担った新鋭艦の波乱の生涯。
目次
航空巡洋艦「利根」「筑摩」の死闘
戦艦「金剛」主砲火を吐く
戦艦「武蔵」自沈す
著者等紹介
豊田穣[トヨダジョウ]
大正9年、満州に生まれる。昭和15年8月、海軍兵学校卒業。16年5月、霞ヶ浦航空隊付。第36期飛行学生(操縦)。21年1月、帰国。中日新聞入社。48年、「長良川」で第64回直木賞受賞。平成4年度中日文化賞受賞。平成6年1月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。