内容説明
素朴な暮らしから一転して、最も悲惨なビルマの戦場で戦った兵士が、戦争の実相を赤裸々に綴った感動の手記。
目次
第1章 コヒマ進出
第2章 戦友の死
第3章 野戦病院
第4章 前線復帰
第5章 日本軍退却
第6章 終戦と抑留
著者等紹介
真貝秀広[シンガイヒデヒロ]
大正8年10月、新潟県に生まれる。昭和14年12月、現役兵として高田歩兵第30連隊に入隊。19年、陸軍伍長としてインパール作戦に参加。21年7月、復員。戦後は戦争体験を語る講演活動を行ない、平成15年には著書が第3回新潟出版文化賞の記録誌部門賞を受賞する。平成22年8月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Midori Nozawa
8
義妹の友人のお父様が著者ということでこの本に出会いました。いつ読んだか忘れてしまいましたが、この戦争で、奇跡的に助かったことが何回もあって、仲間が大勢亡くなったとありました。義妹は小学校の教師時代、著者を招へいし、平和教育を実践されていました。著者は数年前に亡くなられましたが、高齢となっても自動車に乗り農業に励んでおられたと聞きました。
卍ザワ
0
悪名高き牟田口廉也の指揮による、インパール作戦。無理難題な行軍がたたり、日本兵の死屍累々となり、無惨な白骨街道となる。そのインパール作戦、及びビルマ転戦の従軍記となる。紙一重の差で、死を避ける。いつ死んでもおかしくない状況で、よく生きていたな、と感嘆する。 2025/03/12
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