内容説明
経済危機と民族紛争を抱えたロシアは“北海道”に侵攻した。自衛隊は単独で勝てるのか?『尖閣諸島沖海戦』に続く第2弾。
著者等紹介
中村秀樹[ナカムラヒデキ]
昭和25年生まれ、福岡県出身、防衛大学校18期。潜水艦艦長のほか、海上幕僚監部技術部、護衛艦隊運用幕僚、情報本部分析部、幹部学校教官、防衛研究所戦史部等勤務。平成17年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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臓物ちゃん
8
やっぱり戦争のニュースで気が滅入った時は戦争の本を読むに限るな!というわけで「オホーツク海の制海権の確保」という割とありそうな理由でロシア軍が北海道宗谷岬に侵攻したらどう対抗するべきかをシミュレートした一冊。必死の抗戦虚しく陸自がじりじりと押されていく中で、起死回生を図るべく打ち出した策とは……海自による千島列島の強襲!これで露軍を挟み撃ちにするとともに、あえて戦線をアラスカ側に拡大させることで相手に核の行使を留まらせるってんだからたまらんぜ。こんな鎌倉武士のテンションに戻ったような作戦リアルで出来るか?2022/03/15
侍の笛1吋
3
初作家 防衛大学卒業生 日米が日本近海の脅威をロシアから中国にシフトチェンジをしている隙にロシアが北海道に侵攻する。 国内法等により速やかに反撃体制を整えられない日本 2013年に発行された本だけど、もし日本がウクライナのようにロシアに侵略されたらと考えさせられました。2022/12/30
Masa03
0
こうは上手くいかんだろうな。 書評でウクライナ戦争を予知したような本と書いてあったので読んでみた。 もしロシアがウクライナではなく、東に向かったら、との仮定で書かれた小説。 元自衛官が書いただけあって軍事的には間違いないのだろう。 あと現場で対峙していたのか、親露派反日勢力の件とか、読んでて気持ち悪くなるくらいに真に迫っていた(笑)。 とはいえ、戦争から遠ざかること80年の自衛隊が、訓練ではない実戦の極限状態で敵とは言え人命を奪えるのか。 酒飲んで戦争止めるって息巻いてた人に頑張って欲しい(笑)。2025/02/17
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- 東京駅物語 文春文庫