内容説明
宇佐空で艦上爆撃機の実用機訓練を共に受けた最初の特攻・関行男大尉、最後の特攻・中津留達雄大尉をはじめ、祖国の危難に遭遇して宇佐空から特攻出撃し、沖縄の海原に散った若者たちの素顔や、数次にわたった宇佐空襲の惨状を描いた感動のノンフィクション。絶えて久しい宇佐空の歴史的事実を辿る戦争の真実。
目次
第1部 教育訓練基地(白羽の矢;特技飛行;慟哭の涙;脾肉の嘆;杞憂の眼;蟷螂の斧)
第2部 海軍特攻基地(散華の海;同期の桜;壊滅の時;決号作戦;殉忠の魂;負の遺産)
著者等紹介
今戸公徳[イマドキミノリ]
1925年、大分県宇佐市に生まれる。旧制中津中学を終え、明治大学予科へ。在学中、特甲幹を志願して陸軍輜重兵学校に入校。復員して同学商学部へ。1950年、毎日新聞東京本社に入社。広告部に在籍中、脚本家井出雅人氏に師事してシナリオ作家となる。「ダイヤル110番」(NTV)でデビュー。日活、NTV、TBSに多くの作品を発表。1963年、帰郷して家業の酒造業を継ぎ、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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