内容説明
20XX年、中国とついに戦争。石垣・宮古島に上陸した中国陸軍、そして中国海軍空母との戦い…、自衛隊は単独で勝てるのか?衝撃のシミュレーション。
著者等紹介
中村秀樹[ナカムラヒデキ]
昭和25年生まれ、福岡県出身、防衛大学校18期。潜水艦艦長のほか、海上幕僚監部技術部、護衛艦隊運用幕僚、情報本部分析部、幹部学校教官、防衛研究所戦史部等勤務。平成17年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Chi-ha-ru
2
日本は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」、有事(戦争)の備えをしないことが平和という考えで戦後70年通してきたが、いざ有事となればそのツケは本書に描かれているような日本政府と自衛隊の迷走となって現れ、最悪「やられっぱなし」もありえるだろう。PKOだ何だという前にそもそも自国の防衛すらままならず、そうした点を改善しようとしても、「自衛隊の兵器は世界トップクラスだから」「ウチの教え子を戦争に送りたくないから」「対象国(=中国)を刺激するから」そういった議論がロクにされない国が、日本という国である。2015/03/23
放浪シカ
1
今の法制下では、外国からの侵略に対処できない事が具体的に描かれていて、思いっきり不安になりました。 多くの国民がこの事実を知るべきだと痛感します。2016/04/14
ぱぱみんと
0
著者の「あとがき(おわりに)」に記述された内容が、まさにこの作品の要点だと思いました。元幹部自衛官の方だけあって、作戦立案や部隊運用、実際の戦闘経過など、リアルな内容になっています。日本は、危機管理の仕組みがろくにできていない国家であることが、この作品からも十分に伝わってきます。責任感とプロ意識の欠如した、おかしな国会議員がたくさんいることも、その延長にあるでしょう。2017/08/10
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