内容説明
昭和14年、ソ満国境。日本軍が初めて体験した本格的近代戦の威力。敵状を把握せず、人命を戦力基盤とした日本軍と火力・物量を重視した近代装備のソ連軍。両軍が唯一、正面から対決した大規模戦闘の実態を描く。
目次
序章 紛争前夜(満州里会議;外蒙国境事件対策 ほか)
第1章 第一次ノモンハン事件(「要綱」と国境;事件の発端 ほか)
第2章 第二次ノモンハン事件(両岸攻撃;攻勢頓挫 ほか)
第3章 事件終結(中央の停戦指導;停戦協定成立 ほか)
著者等紹介
越智春海[オチハルミ]
大正7年、愛媛県に生まれ、広島市に育つ。修道中学卒業後、昭和14年、歩兵第11連隊(広島)入隊、同15年、出征。仏領インドシナ作戦、マレー攻略戦に参加。その後南方各地を転戦、シンガポールで終戦を迎える。元陸軍大尉。平成24年1月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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