内容説明
日本陸軍の体質を随所に露呈しながら進行したビルマ戦線―アキャブ、雲南、フーコン、インパールなど、物量と先進技術による連合軍に対し肉体を弾丸として迎え撃った日本軍の戦いを描く。方面軍司令部に見捨てられながら十五対一の劣勢をはね返して敢闘するも二十四万人の日本将兵の鮮血が流れた戦場の実態。
目次
第1章 連合軍反攻開始(奇才スチルウェル;第一次アキャブ作戦 ほか)
第2章 インパール作戦(作戦決定の舞台裏;弓兵団の発進 ほか)
第3章 『昆』軍の奮闘(北部戦線の初動;水上部隊の怪 ほか)
第4章 崩れゆく日本軍(盤作戦;メイクテーラ ほか)
著者等紹介
越智春海[オチハルミ]
大正7年、愛媛県に生まれ、広島市に育つ。修道中学卒業後、昭和14年、歩兵第11連隊(広島)入隊、同15年、出征。仏領インドシナ作戦、マレー攻略戦に参加。その後南方各地を転戦、シンガポールで終戦を迎える。元陸軍大尉(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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