光人社NF文庫<br> 戦う日本漁船―戦時下の小型船舶の活躍

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光人社NF文庫
戦う日本漁船―戦時下の小型船舶の活躍

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769827061
  • NDC分類 391.27
  • Cコード C0195

内容説明

マグロ延縄漁船、底引き網漁船はソロモン、ニューギニア沿岸で輸送作戦に従事し、全滅した。激戦場で沈んだ3600隻、3万余の船員たちの記録。

目次

第1章 日本の小型船舶の戦時徴用(小型船舶とは;徴用された漁船;徴用された木造機帆船)
第2章 漁船の戦い(特設監視艇;ドーリットル空襲と黒潮部隊;特設駆潜艇の戦い;特設掃海艇の戦い;雑役小型船の戦い)
第3章 機帆船の戦い(機帆船の運用、徴用と大量建造の姿;機帆船の激闘)
第4章 日本の小型船舶乗組員の犠牲者
第5章 外国海軍における船舶の徴用(一般商船の徴用;イギリスの小型船舶の徴用;アメリカの船舶の徴用;ドイツの船舶の場合)
第6章 徴用された漁船たち(日本の漁船;イギリスの漁船;アメリカの漁船)

著者等紹介

大内建二[オオウチケンジ]
昭和14年、東京に生まれる。37年、立教大学理学部卒業後、小野田セメント株式会社(後の太平洋セメント株式会社)入社。中央研究所、開発部、札幌支店長、建材事業部長を歴任。平成11年、定年退職。現在、船舶・航空専門誌などで執筆。「もう一つのダイタニック」で第4回海洋文学大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

植田 和昭

18
図書館で借りてきたのですが・面白かったです。漁船を根こそぎ動員していながら、満足な記録も残っていないとは。大内さんの本は、民間船の話が多くて興味深いです。 2017/12/02

晴天

5
太平洋戦争において徴用された漁船等の小型船舶が、如何に無謀な任務にすり潰され、激しい損耗を出したか。生還率が極端に低いため語りべがおらず、残された資料も漁協などの僅かな記録しかないため、殆ど知られていない徴用漁船・徴用小型船舶に焦点を当てたことは意義深い。あくまで「わかる範囲」のことしか触れていないというが、しかし数少ない具体例からでさえ、沿岸用小型船舶で南方まで派遣されてその途上で波や機関故障のため半数が失われたり、航行中の船が海賊同然に突然その場で「徴用」されるなど、その凄絶さに度肝を抜かれる。2012/05/05

のりっく@泡沫戦史研究所(ワクチンうってもマスク・手洗い・うがい励行!)

3
東京初空襲のときの哨戒艇は割りと有名ですが、その他にも大戦中には日本中の漁港から漁船が根こそぎ徴用されていたことはほとんど知られていません。これらの徴用漁船の大半は二度と帰らず、漁船とともに徴用された漁民3万名以上が戦死・行方不明となりました。2011/11/03

えるまぁ

2
勇ましかったり悲壮感漂う戦記、都市爆撃(含む原爆)や召集の悲哀を訴える本は多いが、地方の漁港を襲ったこれらの事実は殆ど伝わっていない。親戚や家族で運営する漁船を乗組員ごと徴用し帰宅を許さずして戦地に向かわせるとなると、残された家族達の不安と悲しみはどれほどのものだったのか。例として挙げられた島根県浜田漁港。所属の漁師105名中、戦後生還出来た者、5名。宮崎駿氏の著作に武装した漁船の話があるが、その武装すら付けられず戦地に投入された船のなんと多い事か。この本も資料が乏しいのか同じ内容を繰り返すのは残念。2013/01/03

にゅにょらんぱ

2
漁船や機帆船で手軽に買える本としては貴重なのだが、社会的背景の説明など触れた程度で全般的に浅すぎお奨めしにくい。エピソード紹介を得意とする著者にしては本書は極めて貧弱で、小舟艇の世界に初めて触れる読者に平時戦時の活動実態を印象づけられないのではないか。特に機帆船は現代からイメージしづらく、外国船の浅い説明にページを割くならこちらを丁寧にすべきであった。また事実関係はいいとして、軍事的な見解は誤っている。直近の著作からしても著者のその方面のセンスには疑問符がつくので適当に補正して読む必要がある。2011/09/28

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