内容説明
戦場で、また後方で故国のため身命を賭して任務を全うした若き幹部候補生たちの記録。戦争という時代に生まれた若者たちのありのままの素顔、そして従容として戦場へ向かっていった戦友たちの心情を、師範学校出身の士官が描く感動のノンフィクション。いずれ戦場に立ち、そして将校としての責任を果たさなければならなかった青年たちの青春群像とその苦悩を綴る。
目次
第1章 東部第八部隊入隊
第2章 予備士官学校へ
第3章 訓練につぐ訓練
第4章 原隊復帰
第5章 少尉任官
第6章 九十九里と甲府
第7章 終戦
著者等紹介
齋藤譲[サイトウユズル]
大正10年9月、山梨県市川大門町に生まれる。昭和16年3月、山梨師範学校卒業、公立小学校訓導、同年4月、南巨摩郡五開国民学校訓導となる。17年4月、東部第8部隊入隊、同年11月、仙台陸軍予備士官学校に入校。18年4月、卒業と同時に原隊復帰し、見習士官となる。同年12月、少尉任官。その後、現役初年兵教官、現役初年兵教育隊長などをへて20年8月の終戦を迎える。陸軍中尉(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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