内容説明
昭和十七年、第二次大戦のさなかに横浜港で起きた、同盟国ドイツの仮装巡洋艦爆発。陰謀説もささやかれるなか、報道管制のため歴史の闇に埋もれていた謎の事件にせまる迫真のノンフィクション。緻密な取材で明らかとなるその真相とは。被災者となったドイツ人将兵たちと横浜市民、戦後の日独交流まで追った感動作。
目次
ガラス乾板
仮装巡洋艦
蒐集
爆発
目撃
流言
検証
祭典
決戦
箱根
八丈島
結束
再会
三つの謎
復刻
すべてが解明された
著者等紹介
石川美邦[イシカワミクニ]
1954年9月、東京生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専修卒業。1982年、東京タイムズ社会部(警視庁記者クラブ)、経済部(建設省、通産省担当)。1988年、神奈川新聞入社。支局、経済部、整理部、遊軍(教育担当)、特別プロジェクトチームなどを経て、2005年、報道部デスク、湘南総局長を歴任、2010年、相模原兼県央総局長。東京タイムズではジャパンライフ、投資ジャーナル、豊田商事など悪徳商法を追った『マネーゲーム調書』『兜町の錬金師たち』(共著、木馬書館)などに参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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